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きらきら さらさら 流れていく日々のこと
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シンがクラスメイトの女の子からバレンタインにチョコレートクッキーを
もらって帰ってきたの。
ママと合作の手作りで、かわいくラッピングされてて、とても美味しかった。
シンはすごく嬉しかったらしく、
お返しに僕もクッキー作る!と張り切ってる。

じゃぁどんなのがいいだろうねぇ~、
シンにも簡単に作れておいしいのがいいね、
だなんて話してたら
遠い記憶が不意にふとよみがえってきたのです。


☆☆☆


私がオツトメしていた頃は、まだバブルの残り香が漂っていて、
職場でも義理チョコというものの存在がまだまだあったの。
同じ部署の女子社員数名で出し合って、
職場の全男性社員に、毎年恒例で送っておりました。


かなりの金額を支出していた気がするのだけれど、
お返しは倍返し的というか、
わらしべ長者のように、かなりいいものを個別に
ホワイトディにはいただいていたから、
まぁ楽しみでもありました。
(部長の奥様のセンスはすばらしかった!)

ただ同じ部署で3年間一緒だったN君からのお返しはね、
毎年毎年「手作り」だったのです。


一番最初のホワイトディに、そのクッキーを
受け取った時の全女子社員の驚きはかなりのレベルでした。

「誰が作ったの?彼女?N君、彼女いるの?キャーどんな子?」

と質問が集中したのだけれど、

「俺が作ったんだよ。俺の手作り。彼女なんていないよ。」
と笑いながら、
毎年毎年お返しには手作りクッキー。

かわいくラッピングされたとっても美味しいクッキーは、
どう見ても焼肉パーティでただ食べるだけの人だった
彼のキャラを考えるとそうとは信じられず、
「絶対彼女の作品だよね」と、
みんなで話していたのよ。

転勤するまで彼女の存在も、クッキーの作り主も完全否定し続けて
いたN君だけど、
やはり案の定、赴任先NYですぐ婚約、結婚、
彼の披露宴に招かれた上司が、
新婦の趣味はお菓子作りだと仲人さんのスピーチで聞いてきて、
やっぱりそうだったか、と女子社員全員で納得。


この美味しいクッキーは、毎年ホワイトディ以後数日、
議論をかもし出していたのでした。




その議題。



「自分の彼氏がバレンタインにもらってきたチョコレートのお返しに、
自分の手作りクッキーをホワイトディのお返しに持たせるか否か。」






結果。






満場一致で 





「否」




(^_^;)






(この人には売約済み。ワタシという彼女がいるのよ。)

というようなメッセージをクッキーに感じるんですけれど、
アタシ達、意地悪過ぎですか?



と課長に聞いたら、




「はっはっはーーーどうだろね。でもそうだよなぁ。」
と課長は笑ってたけど


「たとえ彼女がいてもさ、他にもいいなと思う子がいたら、彼女いること隠すぜ。
男なら、これ普通だよ。 Nはおかしい。まじめすぎなんだよ。」

この意見も、え~~~~!ずる~~~い!と
言われつつも、多数だったのでした。



☆☆☆


今回は小1のムスコのお返しで、
プレゼントしてくれた女の子のママともお友達だから、
私もムスコの希望通り手作りのお返しにするけれど、



ん~~~~、

シンがそうだな~、高学年過ぎたら、
お返しにママの手作りお菓子はないと思うなっ

お金あげるから自分で買って選んでおいで、と言うなぁ。


なぜかって。。。



自分だったらさ、
好きな男の子に勇気を出してチョコあげて、
そのお返しがその子のママの手作りお菓子だったら、
なんだか、ちょっと、
やっぱり、がっかりな気がするから。
たとえそれが義理チョコであってもね。(^_^;)







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