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きらきら さらさら 流れていく日々のこと
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「昨夜未明」という、ニュースでよく耳にするこの言葉。

昨夜未明の「未明」の意味についてふと考える。

まだ夜が明けてはいないという意味?
何時だか明らかにはなってないという意味?

どっち?
この歳でこれを知らないという事はやっぱり、
ちょっとというかすごく恥ずかしい事に違いない。
後でちゃんと調べよう。


昨日の夜遅く、といっても日付をまたいでいたので、
もう今日のことなのだけれど、
リビングで本を読んでいたらそのまま眠ってしまい
目が覚めたら午前二時半だった。

加湿器のお水が空っぽになっていて、
空気が乾燥しているのが鼻腔にヒシヒシと感じる。
あぁまたやってしまった。。。
ちゃんとベッドで寝なくちゃ、とよろよろと起き上がる。
同じくソファで寝てたオットも起こす。

でも、

びくともせず。

ご自身で毛布はかけていらしたので
風邪は引かないだろうと、けして意地悪心ではない放置をする事に。
だって起こすと機嫌が悪い上に、結局起きない確率のほうが高いのだもの。

子供たちの寝相を見回って、掛け布団を直す。
そして自分の寝室に入ったら。。。
びっくりするほど明るかった。
カーテンが開いたままの窓から青白いお月様の光が
四角い窓の形をそのままに、
白いベッドシーツに写ってた。

窓の向こうを見ると、ちょうど真正面に光り輝く見事な満月。
とてもきれいだった。
布団に入っても見えたから、そのまましばらく見惚れていたわ。
また眠ってしまうまで。

そして約3時間後、目覚ましが鳴る。
起き上がってチェストまで歩いていき、アラームを止め、
出窓の外を眺めたら、
昨夜より大きくさらに立派になった満月が煌々と輝いていてた。
久しく見たこともなかった、本当に目が覚めるような、
立派な立派なお月様でした。


これは、3月のとある日の、私の自墜落な
夜更けから夜明けの数時間のこと。

南の窓から西の窓へと月はゆっくりと動き、
私はその3時間のあいだ眠り、夢を見ていた。


子供の頃は、よく眠る子だった。
だから、昼より夜の方が長いものだとばかり思ってた。
でも白夜の国以外そんなことはなくて。
昼も夜も時間の長さは同じだって、知ったのは、
高校時代に試験勉強で徹夜めいた事をした頃かな。
広大な試験範囲を前にして、
夜が明けていく速さに、あせった日々。(笑)


☆☆☆

カムチャッカの若者がキリンの夢を見ているとき
メキシコの少女は朝靄の中でバスを待っている
ニューヨークの娘が微笑みながら寝返りを打つとき
ローマの少年は柱頭を染める朝日にウインクする

夜明け前に目が覚めた時、いつも思い出すこの朝のリレーという詩。
私が昔、中学1年の頃に覚えたこの谷川俊太郎の詩を
アヤが今、すらすらと暗唱している。
あの時私は13歳。
そしてアヤはもうすぐ12歳。
私が子を生み、その子がもう12歳。
そして私はもうすぐ40歳。
 


寝ぼけ顔で新聞を取りに降りながら、ふふっと思う。


きはるさんから教えて頂いた、
アバンティでの夏木マリさんの話が
深く心に残ってる。
最近は車の生活から遠ざかっているけれど、
数年前までサウンドアドベンチャーと一緒に
毎週日曜日の夕方には、欠かさず聞いてたわ。

その通りだわ、と
ずっと残っているからなおさらのこと、
日にちをおいて、
この夏木マリさんの口説き文句を、
私の人生の、すべてのベクトルの目標にするって決意した
早朝よ。





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