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きらきら さらさら 流れていく日々のこと
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一人の時は、私はかなりの早足で歩く。
サッサッサッという感じ。(色気も何もない。)

視界の端っこで、誰かがその建物から出てきたのは
わかったのだけど、そのまま気にも留めず通り過ぎた私に、
後ろからその人が私を呼んだ。

「おっ、○○さ~ん!」

振り向いて、今度びっくりしたのは私。

「わっ!!お久しぶりです!! お元気でしたか?」

「はい~。まぁ相変わらずですが。。。
ところでちゃんと追ってましたよ!よかったですねぇ!」

「本当に!?ありがとうございます!ではご存知なのですね?
そのうち自慢しに行こうかと思ってたのです。(笑)」

「(笑)えっと、もしかしてこれからですか?」

「はい。ちょっと遅刻なのだけど、でも多分、今日もお互い様よね。(笑)」

「あぁ。。。さすがするどいですねぇ。
5分位前までは確かまだ。。。上に居られたような気がします。」

「あははっ、やっぱり。」

私の目的地は彼の上司のところ。
こんな短い会話なのだけど、全てが成り立って、笑ってしまう。
また改めて伺います、とお別れした。


多分私より6,7つ位下の彼は、頭脳明晰クール系。
業務柄、普段はポーカーフェイスなのだけど、
でも虚勢を張ったりはしない。
わからない事を正直に、わかりませんと言う事ができる人。



誰かと信頼関係を結ぶ時、”変”な嘘をつかないって、
核となる基本だと思う。

内実。そのプロフェッショナルな実力と、人間性も含めた心根。

内実伴ってる人の、外に溢れ出る自信ムンムンは嫌じゃないし、
逆にわかりやすくて見ていてもキモチいい。
でも内実伴ってる人は、威張ったりしていない。
内実伴ってない人は、伴っていないから虚勢を張る。
空威張り程興ざめなものはない。
すごい人なのに、自分でそれに気付いていなかったり、
または自分を過小評価してる人もいる。
過信と自信は違う。
胸をもっと張ればもっともっと気流に乗れるのに。
時に、過ぎた謙遜って、歯がゆかったりもするの。

でも人って、
誰に評価というか、定義してもらうってものではないと思うな。

世間に名を知られること云々じゃなく。
一体世間て誰のこと?
その時その時、お互い正面に向かい合った人が感じるもので、
有名であるとかそんなのは実は全く関係なくて
その相手に感じることは、その無数の1対1の中にだけあるもの。

そして、

その辺に山ほど転がっている「認められたい」とかいう類の気持ち。
もちろんビジネスには当てはまらない精神論的な話だけど、
自分の知らない多くの人から認められてるより、
自分の大切な人、自分が一番認めて欲しいと思う人が、
心から自分を認めてくれている事が、
何よりも実は一番の勇気の核というか、
私だったら強くいられるパワーの素、そんな気がするよ。

まぁ人間だらけのこの世界。人間臭くて当たり前だっ

な~んて事なども考えて、用事を済ませる。


そう、ところでこの彼。



何かの拍子に、ちょっと筋からはずれると、
ふふっとキュートに笑って、いつもの無理のある標準語から、
ご出身の言葉になる。京都や大阪弁ではないのだけれど
どこか西の方のエリアではないかと思うわ。
彼は、ホントにこの落差こそがまたヨイ!とこっそり思ってる私。
関東で生まれ育った私には標準語圏外の言葉には
ほとんど免疫がないので、
柔らかーい抑揚のお国言葉ってすごく新鮮。


もこみち君は、全くタイプではないのだけれど、
でも、例えば「絶対彼氏」が我が家にやってくるとする。
そう、何もかもが注文どおりの、私好みの「絶対彼氏」ね。(^m^)

そして話し言葉も初期設定で好きなのを選べるとする。
そしたらね、絶対にどこか関東以西だわ、なんて
どうしようもない妄想を、帰り道の道すがら、
膨らませていたワタクシなのでした。




水門と、川と、桜。
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