きらきら さらさら 流れていく日々のこと
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はるかデンバーの空の下、
芳美さんは今宵も池波正太郎ワールドにいらっしゃるはず。
今宵といっても向こうは朝よね。(笑)
私は9年前に図書館で何気なく鬼平を手に取って以来、
またたく間にトリコとなりました。
鬼平犯科帳は何回読んでもおもしろくって、
今でも読み返している。
池波さんがお亡くなりになって絶筆となってしまい、
途切れてしまっている事は心から残念。
クライマックスに続く、ものすごくいい場面だったのに。。。
ストーリーはもちろんの事、池波さんの小説は
おいしそうなお料理がたくさん出てきてとってもお腹が空くわ。
近所を散歩していると(チャリ飛ばしていると)
至るところに鬼平の舞台が。
ここは、軍鶏鍋 五鉄の辺りとのこと。☆
芳美さ~ん、ビビビッと来るでしょう?
次回帰国の際は近所を一緒にうろつきませうね~。
ふふふっ!
そして今、私は藤沢周平さんワールドの住民よ。
セツナイ話にホロッとして、
スリル満点な場面ではドキドキして、
寝る前のお布団の中は、至福の時間。
私のチャリ移動圏内はかなり広範囲なのだけど、
走っていると、池波さんや藤沢さんのお話の舞台となってる
地名にいろいろ行き当たって、ただのお遣いでもとても楽しい。
柳橋の船宿も、よく出てくる。
今でも柳橋はあの当時の面影が残っていて、橋の辺りを通る時、
ついついスピードを緩めてしまう場所。
今日はこの柳橋の梅花亭へ。
明日は子供達が学校から帰ってきてから、
オット殿のお母さんとの約束があるので、
和菓子の好きなお母さんへお遣い物を買いに。
梅花亭は三笠山で有名な和菓子屋さん。
ここのご主人、N君はね、私のオツトメ時代の同期でした。
要は世間修行、ということだったのでしょうけれど、
数年勤務し、円満退社。
そして今は家業をついでいると聞いていました。
深川不動の参道沿いにも梅花亭というのれんがかかっている
お店があって、以前すごく気になっていたの。
あの柳橋の梅花亭となにか関係があるのかなって。
で一昨年のお正月、初詣に行った時に、お店の方にに聞いてみました。
「こちらは、柳橋の梅花亭さんの支店なのですか?」
「いいえ、あそこはいとこなのよ。」
「そうなのですか!N君と昔同期だったのですが、彼はお元気ですか?」
「まぁ!!そうなの?元気よ~。元気!」
と、こんなところで消息を聞いては、いました。
まぁ、会ったとしても15年以上前だし、
彼は部署が全く違って、会う時は同期会のみ。
まれに電話で話すくらいだったのだけど、その電話も
彼にとってはものすごく迷惑な用事だったはずだから、
(締め切り後数日過ぎてるものを、無理矢理計上してくれ、とか)(^_^;)
覚えているはずはないわ。
今まで何回か来た事があったのだけれど、いつも姿を見かけなかったの。
今日はどうかな~と思っていたら、いらっしゃいました。
奥のガラス張りの工房で、作業服姿だったけれど、
大柄な彼の面影はそのまんま。
すぐにわかったわ。
でもそ知らぬ振りして注文して、お会計して、
そこで初めて
「N君ですよね?」
としばし会話。
私の事はやっぱり忘れていて(笑)、でも元気そうでよかったです。
すっかり会社員の影はなく、お店の主、でした。
今日は三笠山が売り切れで残念だったのだけど、
次回電話くれれば取り置きしておきますから、と。
帰り道、薬研堀のお不動様にもお参りを。
この近くにあるという、料亭のおいしい折詰。
鬼平に出てくるわね。
そして今ちょうど読んでいる藤沢周平さんのお話に、
赤穂浪士の事がチラホラ出てくるので、気になっていた
ここにも寄り道。
吉良上野介のお屋敷の跡地。
彼の首を洗ったという井戸もありました。
ほほ~~っ、と思いつつしばし佇んでいたら、
リュックを背負い、デジカメを手にしたオジサマ達の
多分史跡探訪ツアーと思われる一団に遭遇。
「井戸、沸いてませんね。枯れてますね。」
なんて話しかけられてしまい、
つつがなく応答したものの、やっぱりコソコソと退散。
だって恥ずかしかったんだもの~
お散歩大好き。
でもこんなお散歩は一人で行くのよ。単独で。
こういうお散歩だからこそ!
自然の風景を楽しみ、愛で歩き、
途中美味しいものを食べたりする普通のお散歩なら、
お友達と一緒もね。(^^)
はははっ!
ちなみに、やっぱりお散歩途中で時々出会うこの方。
隅田川の水面を、遠い目をして眺めていらっしゃる。
こんなに穏やかなお顔をされてるのに、
実はスパイだったって本当?
秋深し 隣は何を する人ぞ、かぁ。
ん~~~。
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